ロシアの侵攻当初にルーマニアに避難したウクライナ空軍の戦闘機Su-27フランカーはルーマニアを飛び立ちウクライナに戻り、戦線に復帰します。
ルーマニアに避難していたSu-27
Video landing Su-27 Ukrainian Air Force in Romania.
— Victor 🇷🇺 Z (@vicktop55) February 24, 2022
Let me remind you that his pilot decided not to take part in the database and surrendered to the Romanian authorities.
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ルーマニア国防省は、Su-27がウクライナの要請でルーマニアを去り、ウクライナに戻ったと発表しました。Su-27はロシア軍がウクライナへミサイルによる奇襲攻撃を開始した2月24日にルーマニアへ避難していました。ロシア軍の初期目標はウクライナ軍の軍事基地、そして、制空権を取るために民間も含めた主要な空港を攻撃しました。Su-27はその時、飛行中だったようで、所属する空軍基地との通信が取れなくなります。同機はそのため、ルーマニアへ退避、無許可で領空に入ったためルーマニア空軍のF-16が出撃、その後、F-16の誘導により、北東部にある第95空軍基地(RoAF 95)へ着陸していました。
非武装でウクライナに戻ります
ウクライナに戻る際、Su-27は離陸直後「バイバイ」と翼を振り、ルーマニアに謝意を示し、ルーマニア空軍の2機のMiG-21戦闘機によって国境まで護送されました。Su-27はルーマニアに着陸時、6基のR-27中距離空対空ミサイル、4基のR-73短距離空対空ミサイルを搭載した完全武装でしたが、NATOのルールにより、武装解除され、非武装でウクライナに戻ります。これらの兵器は後日、陸路でウクライナに戻るかもしれません。奇襲攻撃で大部分の航空戦力を損失していたウクライナ空軍にとって、たとえ1機と言えど無傷の機体が戻ってくるのは大きな助けです。ウクライナ政府は3月1日にポーランド、スロバキア、ブルガリアから計70機の戦闘機の支援を受けると発表していましたが、その後、3か国は否定しており、計画は頓挫していました。
mod ukraineヨーロッパ連合(EU)はウクライナの支援のために戦闘機を送ることを決定したが、ウクライナ政府の発表によると、その数はなんと70機にも及ぶようだ。+70 літаків для української […]
Source
https://theaviationist.com/2022/03/01/ukrainian-su-27-returns-to-ukraine/