ウクライナ軍、独立記念日にクリミア半島に上陸!真の狙いは?

ウクライナ軍、独立記念日にクリミア半島に上陸!真の狙いは?

ウクライナ国防省情報総局は8月24日、同局所属の特殊部隊がクリミアへの上陸を実行したと発表しました。この日はウクライナの独立記念日であり、ウクライナは以前からこの日に何か、特別なことを行うことを予告していました。

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ウクライナメディアによれば情報総局の報道官アンドリー・ユソフ氏は今回の上陸について、「特別作戦の一環として、人員の上陸が半島の領土に行われた。情報総局は海軍と協力して特別作戦を実施し、目標は達成され、人員に死傷者は出ていない。 作戦は継続しているが、詳細の全ては明かせないが、敵は損失を被っており、人員、戦力に被害が出ている。損失の数に関する情報は確認中だ」と述べました。

上陸地点はクリミア半島の西端のタルハンクト岬です。部隊はまだ日も上がらない未明に上陸したとされ、近くのキャンプ場にある木造家屋に国旗を掲げました。その後、治安部隊と戦闘になったとされ、朝5時には付近のマヤク村で銃声や爆発音を聞いたという情報もあります。実際、旗を掲げた後に銃撃戦が起きる様子の映像も公開されています。

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上陸した部隊規模は不明ですが、目撃者によれば4隻のボートがあったとされます。映像を見る限りは特殊部隊が使う小型のコンバットボートを使用、乗員は6~8名なので、24~32名の小隊規模が投入されたと推測されます。

上陸を行った部隊は情報総局とあるように、諜報機関です。ウクライナの情報総局はソ連時代の主要情報総局(GRU)の後継組織であり、諜報のプロ、そして、同局に所属する特殊部隊はソ連のスペツナズの系譜を継ぐエリート部隊、その実力は本家を凌ぐとも言われています。そんな彼らの今回の上陸の目的は偵察及び斥候だったと思われます。今後予定されているとされるクリミア半島への大規模上陸作戦を前に海岸線の塹壕や防御態勢、敵の反応の確認をしたと思われます。

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ウクライナ軍は上陸前日23日にはタルハンクト岬に配備してあった最新の防空システムS-400を破壊しています。これは巡航ミサイル「ネプチューン」、若しくはイギリスから供与された対地ミサイル「ブリムストーン」を洋上から発射したとも言われています。とはいえ、今回、上陸と攻撃が成功したことで、ロシア側は岬の海岸線の防備を固めるでしょう。逆にそれが真の狙いという推察もあります。ロシアにクリミア半島への上陸が近いと思わせ、そこに戦力を割かせることで南部に展開するロシア軍の戦力を分散させる狙いです。

今後の戦況への影響が注目されます。

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