ウクライナ軍が米国から提供の長距離誘導爆弾JDAM-ERを使用

ウクライナ軍が米国から提供の長距離誘導爆弾JDAM-ERを使用
USAF

ウクライナ軍がアメリカから軍事支援として提供された長距離誘導爆弾JDAM-ERを使用したことが確認された。

アメリカ在欧空軍 (USAFE) のジェームズ・ヘッカー米空軍大将によれば3間前にアメリカから出荷されたボーイング社製の長距離誘導爆弾 「JDAM-ER」 がウクライナ空軍に手渡され、ウクライナ空軍のMig-29やSu-27といいた戦闘機に統合、既に使用が始まっている。西側以外の機体でJDAMを使用するのは初めてになる。

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SNS上にはウクライナ空軍のJDAM-ERによるロシア軍への空爆とされる動画が複数上がっている。

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JDAM-ERとは

JDAM
🄫Boeing

JDAMは無誘導爆弾を長射程の対地ミサイルに変化する変換キット。コストが高いミサイルに比べ、既存兵器を安価に誘導兵器に変換することができる。米空軍では主に自由落下式汎用爆弾のMk80に装着して使用している。JDAMには格納翼が付いており、投下すると翼が開き、滑空飛行し、GPS 慣性航法システム (INS) システムによって誘導され、最大28km先の地上標的を攻撃する。しかし、この射程範囲まで標的に近づくことはロシア軍の防空システムの射程を考えると危険であり、母機が撃墜されるリスクが高い。そこで、ウクライナ空軍には拡張モデルであるJDAM-ERが提供されている。JDAMの翼を長くして射程が3倍に伸びており、最大50~70km先の標的を攻撃できる。

ウクライナ空軍にどれだけのJDAM-ERが提供されるのかは不明だが、ボーイングは今年1月20日に、既存のJDAM契約に基づいて米空軍から4,050 万ドルの注文を受け、6月30日までに完納する予定だ。

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Sourec

US Air Force’s top officer confirms sending JDAM bombs to Ukraine

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ウクライナ軍が米国から提供の長距離誘導爆弾JDAM-ERを使用
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