歴史に残る世界最強の軍隊9選

歴史に残る世界最強の軍隊9選

人類の歴史は戦いの歴史でもあり、いつの時代も世界や地域を支配する最強の軍隊・軍事力を持つ、国家が存在しました。しかし、最強の軍隊は永遠ではありません。その栄華はいつかは衰退し、滅びます。現在も踏まえ、その時折、歴史上最強と言われた軍隊9選を紹介します。

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マケドニア王国軍

紀元前7世紀頃にギリシアに建国されたマケドニア王国。紀元前350年ごろにピリッポス2世(フィリップ2世)によって作られた恐るべき軍隊は、同時期に存在したアテネとテーバイの軍隊を破壊し、全ギリシアを統一しました(スパルタを除く)。組織のレベルが高く、当時の革命的な戦術により、自国よりもはるかに大きな軍隊さえも打ち負かしました。それらの戦術の1つは、ファンクラスと呼ばれる重武装兵による密集陣形と強固な鎧と長い槍です。これらの騎士団は戦場で強烈な打撃を与え、敵に侵入できない壁を作りました。彼らの長い槍は最大5.5mに達し、敵の刃の外から攻撃を行いました。 ピリッポス2世の暗殺後に跡を継いだアレクサンドロス大王はペルシアを征服します。しかし、大王の死後、ローマに敗れ滅亡します。

ローマ帝国軍

紀元前27年にイタリアはローマを中心に誕生した都市国家ローマ帝国。陸軍と海軍からなるローマ軍は数百年に渡り地中海周辺の西側世界を征服し、当時最強の軍隊でした。ローマ人はその強靭な強さと勇気、そして、一度敗れても何度も何度も繰り返し侵攻を繰り返す規模と不屈の精神で支配地域を拡大します。約300年の間に、ローマはイタリアの一地方勢力から地中海地方全体の支配者へと成り上りました。その成功は政治と謀略、そしてローマ軍団のプロの兵士の力です。当時、平時は農民など兼業の兵が多かった時代、帝国は、訓練され武装した専業兵士を戦略的な場所に配置し、帝国と支配地域をまとめ、敵を寄せ付けませんでした。

モンゴル帝国軍

1206年にチンギス・カンがモンゴルに創設した遊牧国家になります。軍事征服に動き始めたころ100万人ほどの男しかいませんでしたが、それから僅か50年ほどで西は東ヨーロッパ・シリア、南はアフガニスタン・ミャンマー、東は中国・朝鮮半島とユーラシア大陸のほとんど大部分を征服しました。厳格に統制された部隊と遊牧国家の特性を活かした馬を大いに活用した展開力と機動力は敵の想像を超え、卓越した馬術を誇る騎兵による電撃戦など革新的な戦術で広大な地域の征服を実現します。また征服地域の軍も戦いに参加させ戦果による序列を与える支配制度を行い戦力を増強していきました。

オスマン帝国軍

1299年に誕生したトルコの前身の国家です。15世紀には東ローマ帝国を滅ぼし、コンスタンティノーポル(後のイスタンブール)を首都にします。最盛期には中東、バルカン半島、および北アフリカのほとんどを征服しました。彼らの強さの特徴はエリート歩兵であるイェニチェリにありました。スルタン(君主)に直属する常備歩兵軍であるこれらの部隊は、キリスト教徒の子弟から優秀な青少年を徴集し、イスラム教に改宗させて若い頃から兵士としての訓練を受けさせ、彼らが兵士として育つと特権を与えました。強く忠実な彼らは戦場では大いに戦果を上げ、どんな犠牲を払ってでも国家に忠義を尽くし勝利を求めました。

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