歴史に残る世界最強の軍隊9選

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ナポレオン・フランス軍

フランス革命後の混乱期に軍事政権を樹立し、1804年にフランス皇帝についてナポレオンは最強の大陸軍(グランダルメ)を作り上げ、イギリス、ロシア、オスマン帝国の領土を除いたヨーロッパ大陸の大半を勢力下に置きます。当時の戦争は傭兵を雇う事が多かったのですが、ナポレオンは国民に国家意識を根付かせ徴兵による巨大な兵力を得ます。ナポレオンは巨大な兵力を柔軟性のある組織に編成し、それを指揮する将軍たちには自由な裁量を与え、変化が激しい戦場での柔軟性と機動力を与えます。最新の兵器と卓越した歩兵戦術を備えた大陸軍はヨーロッパを制服しました。しかし、1815年のワーテルローの戦いに敗れ、ナポレオンの時代は終わります。

大日本帝国軍

1871年にヨーロッパの軍制・装備をモデルに軍が創設されます。国家主義による規律と統制、近代化された軍は1894年に日清戦争で中国に勝利すると、1904年の日露戦争ではロシア帝国を破り、アジアの小国が欧州の大国を撃破したことは世界を驚かせました。アジアの国として欧米の列強に肩を並べた日本は1914年の第一次世界大戦で連合国の一員として中国青島のドイツ軍を撃破します。その後の日中戦争、太平洋戦争では序盤こそ快進撃を進めるも戦線の拡大、物資の不足と無謀な戦略により1945年に敗戦、軍は解体します。以後は軍を持たず、自衛のための自衛隊が誕生します。

ナチス・ドイツ軍

第一次世界大戦に敗れ軍の停滞と縮小化を余儀なくされたドイツ軍でしたが、1933年に首相になったヒトラーとナチス党の指導のもと再び軍備を増強します。当時では見られなかった革新的な技術を使った兵器開発を行い、ドイツ・ナチス軍は速さと奇襲、集中攻撃を組み合わせた電撃戦のコンセプトを生み出しました。地上戦では圧倒的な力を発揮し、1939年9月に始まったポーランド侵攻から1年も経たないうちに中央ヨーロッパと西ヨーロッパの大部分を占領しました。その後、ソ連侵攻の失敗とアメリカの参戦により1945年に敗戦し、軍は解体します。

ソビエト軍(赤軍)

第二次世界大戦末期に盛り返しドイツ、日本に侵攻し戦勝国となります。損害を顧みない物量戦の戦い方は戦時中1100万人の兵士、100,000機の航空機、300,000の砲兵部隊、および100,000の戦車と自走砲と参戦国の中で最大の損害を出しています。終戦後は巨大な国土と共産主義のイデオロギーを基に勢力を拡大しソ連はアメリカと並ぶ二大国家として朝鮮戦争、ベトナム戦争、世界を二分する東西冷戦を引き起こします。しかし、1991年にソ連は崩壊し、軍はロシア連邦軍に引き継がれます。

アメリカ軍

言わずもがな現在の最強の軍隊になり、第二次世界大戦後はその地位は不動です。20隻の空母に世界に点在する軍事基地は迅速かつ効果的な方法で、大量の軍事力を展開できる世界唯一の軍隊になります。米軍の成功の要因は、高度な訓練を受けた戦闘部隊と最新兵器になり、僅かな兵で最大の効果を発揮できます。陸軍、海軍、空軍、海兵隊と4つに分かれた軍の特性を活かした編成と攻撃能力は今のところ他の軍を寄せ付けません。しかし、近年では中国、ロシアも台頭してきており、その地位も安泰ではありません。

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