3月10日、ウクライナのヴァスィリキー空軍基地でウクライナ空軍第40戦術航空旅団に所属するMiG-29戦闘機が滑走路上で炎上する事故が起きました。
Last night, 08 WHITE (c/n 2960731239), a MiG-29 Izdeliye 9-13 of #Ukraine Air Force's 40th Tactical Aviation Brigaade got damaged after a drunk officer of #Ukrainian AF rammed his car to the poor fighter jet in #Vasilkov Air Base near #Kiev. LDARZ had overhauled the MiG in 2017. pic.twitter.com/sPcRFq2PtN
— Babak Taghvaee – The Crisis Watch (@BabakTaghvaee1) March 12, 2021
MiG-29戦闘機をトーイングカーで駐機場に運ぶ途中に走ってきたフォルクスワーゲンの「Golf Touran」が機体後部のエンジンに衝突。衝突の結果、機体は炎上します。この衝突事故の原因、それは酔っ払い運転でした。
運転手は同基地に所属する第2飛行隊の40代のエンジニア。呼気1リットル中0.2mg以上の酩酊状態で滑走路を運転。そして、移動中のMiG-29の後部に衝突します。運転手は胸と顔に打撲を負うも命に別状はなく適切な治療を受けています。この事故についてキエフ駐屯地の軍事検察庁はウクライナ刑法第411条第3部刑事犯罪に基づく刑事訴訟第42021110350000030号の審理前調査を開始しています。
MiG-29戦闘機の被害の程度は明らかにされていませんが、損傷具合から修理は難しいと思われます。MiG-29は1970年代にソ連で開発された第2世代戦闘機で1982年から量産が開始され、未だ生産は続いています。
Source
https://mil.in.ua/uk/news/poshkodzhenyj-u-vasylkovi-litak-vyyavyvsya-modernizovanym-mig-29mu1/