現役米陸軍兵士で情報分析官が中国に軍事機密を売ったとして逮捕される

Korbein Schultz(US Army)

複数のアメリカメディアの報道によれば、現役のアメリカ陸軍兵士で情報分析官が7日木曜、米軍の兵器システムやミサイル防衛システム、そして、台湾防衛に関連する機密軍事文書を1年以上に渡って中国に販売していたとして逮捕起訴された。

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ロイター通信などの報道によれば、米司法省がプレスリリースで発表したところによると、連邦検察はコーバイン・シュルツ軍曹(24)を、国防情報公開の共謀、無許可の防衛用品や技術データの輸出、公務員への贈収賄など6つの罪で起訴した。軍曹は、香港に住んでいると主張する匿名の個人の命令で、米国政府・国防省の機密情報をダウンロードし、提供販売していた。共謀者が情報を指定し、軍曹がこれに応じ、1件数千ドルの報酬で数十件の機密記録を販売、数カ月にわたるやり取りで軍曹は4万2000ドルの報酬を得たとされている。軍曹のモチベーションは完全にお金でBMWの購入資金であったことが共謀者とのやり取りで判明している。起訴状では、軍曹が軍事機密情報を提供していたとされる国は特定されていなかったが、報道ではそれが中国であると特定されている。シュルツ氏は2023年8月まで機密情報の適切な取り扱いについて指導することも仕事の一部であった。

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軍曹が漏洩した情報の中には戦闘機やヘリコプター、極超音速機、ミサイル、高機動砲ロケットシステムHIMARSに関する文書、台湾防衛に関連する情報、直近の演習情報、米軍が行っていた中国人民解放軍に関する研究も含まれていたとされる。

マシュー・G・オルセン司法次官補は声明で、シュルツ氏は「米国民の安全よりも個人の利益を優先した。今日の逮捕は、このような裏切りは報われないことを示している。司法省は、我が国の秘密を守るために宣誓を破る人物を特定し、責任を追及することに全力で取り組んでいる。」と述べた。

しかし、昨年4月には空軍州兵のネットワークの保守・管理担当者がロシアのウクライナ侵攻に関する機密情報をネットに流出させ逮捕。同年8月には海軍兵士2人が中国に軍事情報を漏えいしたとして逮捕。直近では今年2月に在日米軍基地に配属されている海軍兵士が、機密文書を外国政府に渡したとして逮捕されるなど、米軍兵士による情報漏洩、スパイ行為が相次いでいる。

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