英陸軍、ブリムストーンミサイルを搭載するジェット推進クアッドドローンHydra400を発表

英陸軍、ブリムストーンミサイルを搭載するジェット推進クアッドドローンHydra400を発表

イギリス陸軍は12日、レーザー誘導ミサイルを発射できるジェット推進のクアッドドローンを発表した。

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ドローンはイギリス・ロンドンで開催されている防衛展示会「DSEI 2023」の英陸軍ブースで公開された。「Hydra400」と呼ばれるこのドローンはハイブリッド推進技術を用いた新世代の重量物運搬ドローンで、その特徴がクアッドローターの他にシングルスプール(一軸)ジェットタービンエンジンを搭載している点だ。エンジン出力は不明だが、これにより500N(50kg) の推力が発生、ドローンに最大400kgの揚力を提供する。ドローンのサイズは公表されていないが、持ち運び可能でトヨタハイラックスクラスのピックアップトラックの荷台に搭載できる大きさで輸送が容易、6分で組み立て飛行できる。

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ブリムストーン空対地ミサイルを搭載

ブリムストーン空対地ミサイルを搭載

ハイブリット推進技術によって得られたペイロード能力を利用して、Hydra400にはMBDAが開発生産する3発のブリムストーン空対地ミサイルの搭載が可能になっている(ブリムストーンは一つのランチャーに3発が基本セット)。ブリムストーンミサイルは重さ50kg、長さ1.8m、直径180mm。アクティブレーダーとセミアクティブレーザーによって誘導される。ドローンの飛行高度は不明だがヘリコプターからの発射で最大射程12kmなので、同等の射程があると推測される。爆発反応装甲対応のタンデムHEAT弾頭を搭載、戦闘における攻撃成功率は90%を超え、リビアでは98%以上を記録している。同ミサイルはウクライナにも提供されている。

ウクライナとロシアの戦争では両軍ともに自爆ドローンを多用しているが、ドローンは電子攻撃に弱く、また攻撃の成功可否はドローンオペレーターのスキルに大きく左右される。実際、ウクライナ軍の無人機によるオペレーションの失敗の40%がドローンオペレータのミスによるものと英国防省は述べている。その点、コストは高いが、自律誘導技術を備えるミサイル攻撃の方が確実だ。しかし、ミサイルはこれまで、大型の無人機、若しくは有人機に搭載されるため、高価な機体と人命を失うリスクを備えていた。小型ドローンに搭載できれば、これらのリスクが無くなる。Hydra 400はAIを統合する予定で自律飛行に監視機能とマルチミッション機能も向上させる予定だ。

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Source

https://www.army.mod.uk/news-and-events/news/2023/09/army-to-showcase-jet-propelled-drone-with-laser-guided-missile/

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