世界の軍事費・防衛費ランキングTop15

世界の軍事費・防衛費ランキングTop15(2019)

イギリス・ロンドンにある国際戦略研究所(IISS)は2021年2月25日、国際軍事年鑑「ミリタリー・バランス」最新版を公表し、2020年時の世界の軍事費Top15を発表した。

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軍事費の順位

世界の軍事費・防衛費ランキングTop15(2019)

昨年の世界の軍事支出総額は1兆9810億ドルで、2019年から実質2.6%増加。2020年に世界の軍事費の62%を占めた上位5カ国は、米国、中国、インド、ロシア、英国。中国の軍事費は26年連続で増加した。

1位 アメリカ 7380億ドル ※前年2019 7000億ドル

2位 中国 1933億ドル ※1811億ドル

3位 インド 641億ドル ※605億ドル(前年5位)

4位 イギリス 615億ドル ※548億ドル(前年6位)

5位 ロシア 606億ドル ※616億ドル(前年4位)

6位 フランス 550億ドル ※523億ドル(前年7位)

7位 ドイツ 513億ドル ※485億ドル(前年9位)

8位 日本 497億ドル ※486億ドル 

9位 サウジアラビア 485億ドル ※784億ドル(前年3位)

10位 韓国 404億ドル ※398億ドル

11位 オーストラリア 313億ドル ※255億ドル(前年13位)

12位 イタリア 293億ドル ※271億ドル 

13位 ブラジル 221億ドル ※271億ドル(前年11位)

14位 カナダ 200億ドル (前年圏外)

15位 イスラエル 199億ドル ※226億ドル(前年14位)

上位15各国の顔ぶれは2019年と比較する15位だったイラクが圏外にカナダが14位にランクインした。1位のアメリカ、2位の中国に変動はないが、他は順位が入れ替わった。ロシアが軍事費が減り、ランキングを落とす中、インド、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、カナダが軍事費を大幅に増加し、ランキングを挙げた。これらは中国の台頭を睨んだものと思われ、日本も増額している。

サウジアラビアが大幅に軍事予算を減らした。サウジは近年、敵対するイランや紛争が激化する隣国イエメンでイランに支援されたシーア派武装組織の脅威に対抗するため軍備増強を行っていた。

世界の軍事費の大半を占める米国

米国は2020年の総軍事費の39%を占めており、断トツになるが、中国の軍事費も急激に増加しており、26年続けて、軍事費を増加。2011年から2020年の10年で76%も増え、3位以下を大幅に引き離している。

2020年の軍事費は全体的に増加したが、これはコロナ前に策定されたものであり、新型コロナのパンデミックで支出が増え、経済悪化した2021年は軍事予算が減る可能性がある。

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※1 グローバル・ファイヤーパワー 軍事力ランキング
https://www.globalfirepower.com/countries-listing.asp

国際戦略研究所(IISS)ミリタリー・バランス
https://sipri.org/media/press-release/2021/world-military-spending-rises-almost-2-trillion-2020

https://thearabweekly.com/saudi-arabia-ups-defence-spending-face-iranian-threats

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世界の軍事費・防衛費ランキングTop15(2019)
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