ドイツの新小銃はすったもんだの末、HK416A8になる見込みです

ドイツの新小銃はすったもんだの末、HK416A8になる見込みです

特許訴訟により、中断していたドイツ連邦軍の新小銃採用計画。どうやら、当初の決定から逆転して、ヘッケラー&コッホ(H&K)社の”HK416に決まりそうだ”とドイツの各メディアは報道しています。

ドイツ軍はヘーネルMK556を新しい主力小銃として採用することを決定

特許侵害!?ドイツ軍が新小銃MK556の採用をキャンセル

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特許侵害

ドイツ陸軍はヘーネルMK556を新しい主力小銃として採用することを決定
MK556(CG Haenel)

ドイツ国防省は昨年9月にG36アサルトライフルに代わる次期主力小銃としてドイツのチューリンゲン州の銃火器製造会社であるCG Haenel(ヘーネル)社が開発製造する「MK556アサルトライフル」を採用すること決定を下します。しかし、その後、ライバルとなるH&K社が自社のHK416の特許を侵害していると訴え、MK556の契約はキャンセルされます。専門家の調査結果によると、MK556は武器ロックシステムとマガジンのオーバーザビーチ機能に関連する特許侵害があるとされています。オーバーザビーチ能力とは銃器内に浸透した水を逃がす設計原理です。ヘーネルは特許侵害を否定しており、両社は地方裁判所で係争中です。H&Kが示した特許はドイツ国内では適用されませんが、ヨーロッパの特許であるため、EUの他の国で有効になります。

これをうけドイツ国防省は、特許侵害が否定できないとして新小銃の選択からヘーネル社を除外しました。今後、どのような選択手順で選定が再開されるかはまだわかっていませんが、再入札は行わいとされており、最終選定はヘーネル社とH&K社の二社のみだったため、必然的に勝者はH&K社になるというのが大方の見立てです。

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新小銃はHK416A8に

ドイツの新小銃はすったもんだの末、HK416A8になる見込みです

H&Kは入札の際にHK433を提示したいたと思われていましたが、実際はHK433とHK416A8の二つを提出していました。現在、非公式ながら、HK416A8が採用されると言われています。HK416はM4カービンライフルの改良版で世界的に評価が高く人気の銃です。デルタフォースやDEVGRUといった米軍特殊部隊が使用し、フランス軍がFA-MASに代わる新主力小銃して採用。ドイツ軍内でも既に特殊部隊のKSK、ドイツ警察特殊部隊GSG9が運用するなど実績十分の小銃になります。

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最終的な決定は裁判の判決後となる予定ですが、判決によっては採用計画は更なる遅延が予想されます。

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Source
https://www.nrwz.de/wirtschaft/sturmgewehrauftrag-geht-doch-an-heckler-und-koch/301116
https://www.konflikty.pl/aktualnosci/wiadomosci/haenel-postepowania-karabinek-dla-bundeswehry/

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ドイツの新小銃はすったもんだの末、HK416A8になる見込みです
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