太平洋に配備される米陸軍のマルチドメインタスクフォースとは?

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米陸軍は、中国に対して情報、電子、サイバー、ミサイル作戦を行うことができるマルチドメインタスクフォースをインド・太平洋地域に配備する計画を立てている。米軍長官のライアン・マッカーシー長官は、2020年1月のワシントンでのイベントで、タスクフォースは今後2年間にわたって配備される予定であると述べている。日本にも配備されるかもしれないマルチドメインタスクフォースはといったいどのような部隊なのか。

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新しい戦闘概念マルチドメインバトル

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マルチドメインバトル(Multi-Domain Battle:MDB)と呼ばれる2017年にアメリカ陸軍特殊作戦司令部(USASOC)が発表した戦闘概念がある。マルチ、つまり多領域という意味は多領域ないしは全領域において同時進行で作戦遂行する戦い方になる。現在の戦いは陸上、海上、空といった物理的な環境だけでなく電子戦やサイバー攻撃、情報作戦など多様化している。また、作戦領域は宇宙にまで広がっている。軍や部隊の垣根を越えて、これらの多様な作戦領域の能力を統合して全領域において優勢を保ちと同時進行できる作戦能力が必要と説いている。

MDB用の特別編成部隊

マルチドメインタスクフォース(Multi-Domain Task Force:MDTF)はMDBのコンセプトに対応できるように編成された特別部隊になる。電子戦やサイバー攻撃、情報作戦、及びミサイル能力を有する部隊になり、長距離精密兵器、極超音速ミサイル、精密ストライクミサイルの装備を有するとされている。MDTFの能力によっていち早く情報を収集し、収集した情報をもとに長距離の精密兵器が陸上および海上ターゲットを攻撃し、紛争の際に米海軍、海兵隊の障害を取り除くことができる。

従来、陸軍は海外の紛争において海軍や海兵隊の支援を受けて上陸していたが、MDTFにより、陸軍も地上から海軍、海兵隊への支援を行う事ができるようになる。

米軍と自衛隊は既に演習を行っている

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2018年の海上軍事訓練「RIMPAC環太平洋合同演習」では海上自衛隊、米海軍に加えて米軍MDTFと陸上自衛隊の地対艦ミサイル連隊が参加しており、MDBに基づくミサイルの実射訓練を行っている。このことからもMDTFの1つは日本に配備される可能性は高いと思われる。

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https://www.army.mil/article/228393/army_to_build_three_multi_domain_task_forces_using_lessons_from_pilot

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