立ちながらでも安定して軽機関銃が撃てるReaperサポートシステム

立ちながらでも安定して軽機関銃が撃てるReaperサポートシステム

軽機関銃は”軽”といえでも7kg前後の重量はアサルトライフルの倍の重さがあり、射手への負担は多い。また、基本フルオートをで射撃する軽機関銃は腕に持ちながら銃口を制御することは難しく、基本、バイポッドを装着して地面や障害物に固定して射撃する。しかし、ReaperSupportSystem(リーパー・サポートシステム)を装着すれば、射手への負担を減らし、立ちながら腕だけで制御して撃つことができる。

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射手を支援するバックパックシステム

リーパーは軽機関銃の射手をサポートするための背中に背負うバックパックシステム。元特殊作戦狙撃兵が2014年に創設したAdvanced Accuracy Solutionsによって開発された。

リーパーは背骨のような外骨格を背負い、湾曲して頭上まで伸びるリーパーの先端からでるワイヤーで軽機関銃のハンドガードを固定する。そうすることで機関銃の重量の一部を射手の背中に配分することができ、腕にかかる負担を軽減することができる。これにより、長時間の行軍でも腕の負担を減らし、腕力の低下による銃口のブレを無くし、銃が固定されることで、いざという時でも立ちながらでも制御されたフルオート射撃が可能になる。

オーストラリア軍が採用を検討するも

リーパーはオーストラリア陸軍が採用を検討して、2016年にフィールドテストを行った。しかし、採用には至らなかった。リーパーは確かに射手の負担を軽減したが、背中からはい出るリーパーはカモフラージュの点で隠蔽率を下げ、暗視装置との相性が悪く、車両の中ではいざという時、邪魔になり、安全性を損なうと判断された。今のところ、どこかの軍で採用されたという情報はない。

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https://advancedaccuracy.com/the-reaper-tm/

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