弾薬不明に右翼思想、ドイツ陸軍特殊部隊KSKは解散する!?

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ドイツのKSKといえばドイツ連邦軍内で最も優秀な部隊として知られ、世界でも屈指の実力を誇る特殊部隊だ。しかし、そんなKSKは設立以来最大の危機に直面している。

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KSK|ドイツ陸軍のエリート特殊部隊
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KSKに広まる右翼思想

ドイツ連邦軍内では近年、右翼過激主義的な思想が広がっており、ドイツの諜報機関が捜査していた。今年1月の軍事情報機関の報告によると、軍内に600人の極右支持者がいると疑われ、3月の報告では右翼主義の過激派が8人存在するとの報告を行っていた。5月には陸軍に所属する45歳の上級曹長の自宅から違法所持のアサルトライフルやプラスチック爆弾といった武器と弾薬が発見された。この上級曹長は元KSKの隊員だった。右翼思想は特にKSK内で広がっているとされ、20人の隊員に過激主義の疑いがかけられている。その後の調査で軍内で48,000発の弾薬と62キログラムの爆薬の所在が不明になっており、登録ミスなのか盗難なのか現在は分かっておらず、上級曹長の事件もあり、関連性も含めて捜査中だ。

KSKは過去にも数々の問題を起こしており、2017年には将校の送別会でナチスの儀式を行い、右翼のロックをかけ、射撃大会の商品として「女性」を用意するなどして問題になった。更に遡れば1997年には隊内での右翼的な言動が問題になり注意を受け、2003年には司令官が発言巡って更迭されている。KSKは昔から右翼的な思想に染まりやすい土壌があるとされている。

一つの中隊を解散させる

1996年に設立されたKSKは現在1000名ほどの隊員で構成されている。KSKは特殊部隊として通常の独軍の指揮系統から部分的に独立されたことにより有害な指揮官によるリーダーシップで長年毒され続けたと考えられている。KSKには戦闘ユニットとして4つの中隊があるが、特にその中の一つが右翼の部隊とされており、この隊は解散させられる。

KSKは現在の形で存在し続けることはできず、ドイツ連邦軍との統合を強化する必要があり、改革を実現するまではKSKは国際演習や作戦には参加しない。

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https://www.bmvg.de/de/aktuelles/akk-tagesbefehl-folgen-rechtsextremistischer-tendenzen-ksk-273406
https://www.bbc.com/news/world-europe-53237685

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