SIG P320が暴発し、1000万ドルの訴訟に

元米海兵隊で連邦捜査官の男性が、米陸軍の新しいサイドアームになっている拳銃 「SIG P320」 を携行していた際に暴発し、右足を負傷したとしてSIG SAUER社に1000万ドルの損害賠償を求めて提訴した。

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ペンシルベニア州の米国地方裁判所に提起された訴訟では、この男性の怪我がユーザーが引き金を引かなくても発砲する拳銃の「潜在的に致命的な設計上の欠陥」の結果だと主張している。

訴状によると2020年9月21日、男性はデラウェア州ニューキャッスルで四半期ごとの銃器訓練を受けていた。男性は射撃場でターゲットに2ラウンドを射撃するように指示され、ピストルグリップに手を置いてホルスターから引き抜こうとした際に突然、銃が発砲したという。男性はこの時、銃の引き金には決して触れなていなかったと主張している。弾丸は彼の右上腰を撃ち、下腿の後ろから出る重傷を負った。彼は元海兵隊であり、現役の連邦捜査官で銃の扱いには長けている。

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これがSIG P320ピストルの最初の訴訟ではない。同社は昨年3月に集団訴訟を和解している。これらの訴訟はすべてP320の偶発的な発砲に関連したもので、28件の発砲事故があり、そのうち約15人が負傷している。SIG社はこれを受け、2017年8月8日以前に製造されたP320には断路器機能が無いとして安全性を向上させるための無償アップグレードをしている。しかし、今回の事故で使用された銃はこのアップデートが実装されたもので、安全対策が不十分と主張している。

P320のは暴発事故は隣国カナダでも起きており、特殊部隊JTF-2の隊員が負傷。P320の使用を全面停止している。この時、SIG社は隊員側の過失を主張している。

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P320は、米陸軍および海兵隊の新しい標準拳銃で、米軍内ではM17/M18と呼ばれている。ベレッタM9の後継として2017年に採用、2019年から配備が始まっており、現在進行形で置き換えが進んでいる。

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Source
https://www.prnewswire.com/news-releases/10-million-lawsuit-filed-against-maker-of-allegedly-defective-semi-automatic-handgun-by-federal-agent-shot-without-ever-touching-the-trigger-301230934.html

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