タレスが革新的な昼/夜サイト”XTRAIM”を発表

タレスが革新的な昼/夜サイト”XTRAIM”を発表

フランスの大手電機メーカーで防衛関連技術の開発を行う Thales(タレス)社は7日、リフレックスレッドドットサイトと熱画像技術を組み合わせた新しい昼(Day)/夜(Night)サイト「XTRAIM」を発表しました。

Thalesが発表したXTRAIMは、これまでは複数の装置を別々に使用することでしか実現できなかった、昼夜のデカムフラージュ機能を備えた新しい武器照準器です。全てのアサルトライフルと軽機関銃に対応しており、発表の中では例としてHK416とMINIMIを上げており、特にこの2挺と親和性が高いと推測されます。XTRAIMは銃器を扱うオペレーターと緊密に連携して設計されており、人間工学に基づいた設計と機能がユーザーの操作要件に完全に一致していることを保証、昼夜問わず高精度の射撃が可能です。

重さは約530 g (バッテリーを含む) 未満で、これまでのソリューションよりも70mm以上も短い全長170mm。これは、兵士の負担を軽減し、機敏性と持久力を向上させます。

sponser

”XTRAIM”昼

XTRAIMはリフレックスレッドドットサイトとサーマルイメージング技術を組み合わせて、背景からターゲットを抽出するデカムフラージュ機能を備えた昼光オペレーション用の完全に統合されたサイトです 。レッドドット視点でのレチクルの高輝度は明るい太陽光の中でもターゲットを瞬時に識別、攻撃することを可能にします。 デカムフラージュ機能は煙幕といった視界不良の中でもターゲットを判別します。

”XTRAIM”夜

XTRAIMはあらゆるタイプの暗視ゴーグルに対応します。夜間モードでは XTRAIMからの赤外線画像と暗視ゴーグル内の光増強管からの画像が重ねられ、低光条件下でこれまでにないターゲットのデカモフラ能力を提供、ハッキリとしたターゲットの輪郭を描き、識別、交戦を容易にします。

この新しい照準器は、地上にいる兵士の視界を拡大し、オペレーターが高い精度で敵を識別できるようにして、ミッションの有効性を高め、安全性を高めます。人間工学に基づいて設計により昼夜を問わず両目を開いた状態でサイティングできるので周囲の状況を十分に認識したまま使用できます。ブースターと組み合わせることで遠距離にも対応します。 XTRAIMの有効照準距離は、大抵のアサルトライフルと軽機関銃の戦闘距離をカバーする400mになります。

sponser

Source
https://www.thalesgroup.com/en/worldwide/defence/press_release/thales-launches-xtraim-daynight-weapon-sight-technological

sponser
タレスが革新的な昼/夜サイト”XTRAIM”を発表
フォローして最新情報をチェックしよう!