粛清が始まった?ロシア諜報機関FSBの外国諜報部門のトップが拘束

粛清が始まった?ロシア諜報機関FSBの外国諜報部門のトップが自宅軟禁に
セルゲイ・ベセダ准将(Photo depo.ua)

ロシアの諜報機関で連邦保安庁(FSB)の外交諜報部門のトップとその部下が拘束・軟禁されたと複数の海外メディアが報じた。理由はウクライナが侵略に激しく抵抗する可能性があることをプーチンに報告しなかったためとされている。

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FSBと他のロシア機関を監視する調査ウェブサイト 「Agentura」 の共同創設者で編集者のアンドレイ・ソルダトフ氏は、FSB内部の情報筋が外交諜報部門のトップとその部下の2人が当局によって拘束されたことを確認したと述べた。外交諜報部門第5サービスSOiMSのトップであるセルゲイ・ベセダ准将と副司令官で運用情報部門の責任者でもあるアナトリー・ボリュクは、破壊活動のために割り当てられた作戦資金を不正に使用、そして、ロシアのウクライナ侵攻に先立って故意に不十分で不正確な情報を提供した疑いで拘束され、自宅軟禁となっている。ベセダ准将は数年前からウクライナ東部ドンパスで活動する親露派武装組織を陰から率いており、ウクライナが弱く、ネオナチのグループでいっぱいであり、攻撃された場合は簡単に諦めることを示唆する情報をプーチンに報告していた。その報告のもと、プーチンはウクライナ侵攻決断したが、結果、当初の計画は失敗。プーチンは激怒。その責任を問われた形だ。

FSBは旧ソ連時代のスパイ組織KGBの流れを組む組織であり、KGB出身のプーチンによって強化され、アメリカのCIA、イスラエルのモサドと並ぶ諜報組織とされている。ロシアの国家安全保障やテロ防止のために国内外で諜報活動を行い、国内外で暗殺、破壊活動を行っている。今回のウクライナ侵攻に先立ち数年前から諜報、謀略活動を行い、侵攻のための情報をクレムリンに報告していた。

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Source

https://cepa.org/putin-places-spies-under-house-arrest/
https://www.depo.ua/rus/war/kurator-okupovanogo-donbasu-vid-fsb-scho-vidomo-pro-sergiya-besidu-20171026664368

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