世界三大ライフルといえば?

世界三大美女、世界三大料理、世界三珍味。世界には様々な「世界三大〇〇」がある。それはライフルにもね。

世界三大ライフルといえば?
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「世界三大料理」といえば世間的には中華料理、フランス料理、トルコ料理を指しているが「世界三大ライフル」が具体的に定義されているものはない。そこで、世界三大ライフルを定義する上で参考データとしたのが上のマップになる。これは世界各国の軍の主力ライフルをマップ化したものになる。このデータのシェアを基に 「世界三大ライフル」を定義してみた。 後継機やバリアントも同型と見なしている。マップが作られたのは2013年になるので現在のデータとしては異なる場合もある。

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AK-47(AK-74)

まず、一つ目がロシアのカラシニコフ氏が開発、1947年に登場した世界で最も売れたアサルトライフルAK-47。MAP上の色としてはえんじ色のクリムゾンレッドになる。タフで安価なこの銃はアフリカ大陸で圧倒的なシェアを誇っている。そして、AK-47の後継になるのが1974年に登場したAK-74になり。ロシア及び、旧ソ連圏の東欧、中央アジアの多くの国が使用している。ソ連時代に同盟国がAK47とAK74を生産することを認め多く国で開発された。北朝鮮のTYPE88、ポーランドの96BERYLなどはAK74からの派生になり、バリアントも多く出ている。

60か国以上の軍がAK-47(AK-74)を使っている。

M16(M4)

アメリカのアーマライト社がAR-15 として開発、その後、軍用モデルとして1960年に登場したのがM16(ブルー)になる。ベトナム戦争時にアメリカ軍の主力装備として配備され、その後、同盟国、友好国でも使用される。M16は既に旧式になり、使っているのはアフリカや中南米の一部の国だけだが、そのカービンモデルとなるM4(ネイビー)は現在の米軍初め各国で採用されている。カナダのC7やノルウェーのHK416はM16をベースに開発されたバリアントになる。他にもM16(AR-15)をベースにした銃は多くのメーカーが開発している。

20か国以上の軍がM16(M4)が使っている。

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G3(G36)

ドイツの Heckler & Koch (H&K)が開発、1964年に登場したG3(グリーン)。最初に採用したのはドイツ連邦軍になる。マップを見るとアフリカ南部のシェアが高いがこれらの国は元々ポルトガルの植民地だった。ポルトガルもG3を使っており、その影響になる。その他、中東や南欧の一部の国でも採用されている。そしてG3の後継となるのがG36(イエロー)になる。 ドイツ、スペインなどが採用している。G36は軍だけではなく各国の法執行機関にも人気のアサルトライフルになる。

10か国以上の軍がG3(G36)を使っている。

上の3つに続くのがベルギーのFNハースタル社が開発したFN FAL(ライトグリーン)になり、これを含めて世界4大ライフルともいうらしいが、今回はあくまで世界三大にまとめてみた。

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