英国がウクライナのパイロット訓練開始へ!F-16といった西側製戦闘機の取得を支援

英国がウクライナのパイロット訓練開始へ!F-16といった西側製戦闘機の取得を支援
USAF

イギリスはウクライナ空軍のパイロットが西側製戦闘機の操縦を学ぶための訓練コースを今年の夏から開始することを発表しました。以前から話が上がっていたF-16といった西側製戦闘機のウクライナへの供与の後押しとなります。

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次はF-16戦闘機!?ウクライナが期待する次の軍事支援
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15日に英国で行われたスナク首相とゼレンスキー大統領の会談。予定されている反攻作戦や戦況、そして、今後の軍事支援について話し合いが行われ、スナク首相は新たな軍事支援パッケージとして防空システム、200kmの航続距離を持つ攻撃ドローンの提供、ウクライナ空軍のパイロットに対して、西側製戦闘機の初等訓練を今年の夏に開始することを発表しました。パイロットの訓練については今年の2月にその意向をスナク首相は述べており、有言実行した形です。

イギリスはウクライナ人のための新しいパイロット訓練プログラムを開発します。F-16をベースにしたNATO基準を様々な戦闘機の操縦に適応できる内容で、新らなウクライナ空軍を創設する取り組みを支援します。今年の夏には、基本的な飛行フェーズの訓練が開始されます。イギリス空軍の初等飛行や基本飛行を含む軍事訓練は、ロッキード・マーティン社主導の上、主にアセント社やバブコックインターナショナル社といった民間企業から提供されており、ウクライナへの訓練もその枠組みで提供されるとされるものと推測されています。イギリス空軍はF-16戦闘機を運用していないので、訓練では実際にウクライナ人パイロットがF-16を操縦することは無く、F-16と同じ単発ジェットの訓練機BAe ホークで行われると思われます。

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早かれば数か月で操縦技術を習得

通常、戦闘機パイロットの訓練には最大8カ月のシミュレーショントレーニング、その後、ようやく訓練教官と一緒に飛行し、その後、単独飛行などを行うことができます。それまでの合計時間は約2年です。ただ、これはパイロットトレーニングから始めた場合です。既にパイロットとしての基礎訓練を終え、ウクライナ空軍のパイロットとしてMig-29やSu-27といったソ連製の戦闘機の操縦経験がある場合の訓練は最短2~3カ月で済むとされており、すでにウクライナ空軍のパイロットはシミュレーターでF-16の訓練を行っており、習得までの期間は短いとされています。

F-16のウクライナへの提供に関してはオランダやポーランドが供与の意思を示しているものの、供与には生産元のアメリカの承認が必要で、アメリカは首を縦に振っていません。しかし、今回のイギリスの試みはF-16提供の後押しになるかもしれません。イギリスは最初に西側製戦車のチャレンジャー2の提供を発表、その後、レオパルト2、エイブラムスの提供に繋がりました。先日も長距離巡航ミサイルの「ストーム・シャドウ」の提供を発表するなど、一段先の軍事支援を先に行い、各国が後追いしやすい状況を作っています。フランスも秘密裏にミラージュ2000の操縦訓練をウクライナに行っているとされ、戦況が変わらない場合、年末ごろには戦闘機の提供があるかもしれません。

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Source

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