ウクライナ国家親衛隊の発表によると同親衛隊はソビエト連邦時代から使用されてきたロシア(ソ連)由来のカラシニコフAKライフルとドラグノフ狙撃ライフル、RPG-7を全て捨て、全てアメリカ由来のAR系ライフルに切り替えます。
国家親衛隊とは
ウクライナ国家親衛隊は1991年のウクライナ独立の際に内務省直下の部隊として誕生した国内の治安維持のための準軍事組織です。その後、国内軍に統合されるも、2014年のウクライナ革命によって、親ロシア政権が倒れると、政権打倒に貢献した部隊を国内軍に編入して、再び国家親衛隊として再編。特殊部隊、戦車大隊などを含む、現在の部隊規模は約6万人になります。東部における親ロシア派との戦闘にも参加する同部隊は現在、近代化及び再編の最中になり、その一環として、主力ライフルの交換を図ります。
ロシア系の小火器は排除
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— НГУ (@ng_ukraine) September 14, 2021
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現在の主力ライフルであるAK-74やAKMはウクライナの銃器メーカーZbroyar社が開発したAR系ライフルUAR-15に 、そしてドラグノフ狙撃銃は同じく同社が開発したUAR-10に、ロケットランチャーのRPG-7は米国製のRPG-7のコピーPSRL-1に切り替わり、ロシア系の武器は排除されます。UAR-15とUAR-10は文字通り、米国の5.56mmライフルAR-15、7.62mmライフルAR-10をベースにしたライフルになります。 AR-15は主力小銃、AR-10はマークスマンライフル(DMR)とスナイパーライフルとして運用されます。この交換は全部隊を予定しており、アゾフ大隊やドンパス大隊といった主力部隊から既に交換は始まっています。これにより、ウクライナ国家親衛隊はNATO基準の小火器装備を揃えることになります。
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