米軍は2022年、イラクとシリアで313回の作戦を実施、700人のイスラム国戦闘員を殺害した

米軍は2022年、イラクとシリアで313回の作戦を実施、700人のイスラム国戦闘員を殺害した
US Army

アメリカ中央軍 (CENTCOM)は昨年末に2022年におけるイラクとシリアでのイスラム国(ISIS)に対する軍事作戦のレポートを公開しました。

2022年を通じて、アメリカ中央軍とパートナー軍は、イラクとシリアにてイスラム国 (ISIS) に対して313回の作戦を実施しました。これらの作戦はISISを弱体化させ、ISISの首長や数十人の地域指導者、数百人の戦闘員を含む幹部を戦場から排除しました。これらすべての作戦は、地域および世界に不安定化をもたらすための攻撃を計画し、世界中の不穏分子を鼓舞するテロ組織の能力を低下させるともに、米国本土に対する攻撃を阻害する為でもあります。

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シリアでの作戦数122回

共同作戦:108回
米軍単独による作戦:14回
拘束したISIS工作員:215人
殺害したISIS工作員:466人

イラクでの作戦数

共同作戦:191回
拘束したISIS工作員:159人
殺害したISIS工作員:220人

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米軍の死傷は無し

イラク治安部隊(Photo US Army)

これらの作戦は、イラクとシリアにおける対ISIS作戦の権限を擁する中央軍司令官の権限の下、統合任務部隊 「生来の決意作戦(Operation Inherent Resolve)」 の指揮下で実施されました。これらの作戦でアメリカ軍に死傷者は出ませんでした。作戦は現地パートナーであるシリア民主軍とイラク治安部隊と共に行われ、彼らはISISの永続的な排除を確実にするために重要な役割を果たしてきており、また、現在も果たし続けています。

2022年の主な成果としては、2月にISISの指導者であったアブイブラヒム・ハシミ・クラシをシリア北西部イドリブにて米軍特殊部隊が急襲し、殺害しています。

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米軍はトルコ占領下のシリア北西部のイドリブでイスラム国最高指導者のアブイブラヒム・ハシミを殺害したと発表。特殊部隊が同地域に投入されたらしく、デルタかデブグルだろうか?pic.twitter.com/jq6a3CZD3d— ミリレポ (@[…]

ISISの指導者を襲撃したのは前回に続いてデルタフォースらしい

10月にはシリア北部で空爆を行いISISの高官2人を殺害。

12月にもシリア北部でシリア民主軍と共同作戦の下、ISISの幹部2人の殺害に成功しています。

地元パートナーとの共同作戦運用能力は成熟しつつあり、司令官であるマット・マクファーレン少将は声明で「信頼性が高く安定した能力を持つようになったことで、ISISに対し、一方的な作戦を実行できるようになり、我々はISISネットワークへの安定した圧力を維持できる」と述べています。その上でエリク・クリラ大将は、ISISのイデオロギーが依然として脅威であることを強調。「我々は共同作戦を通じてISISへの圧力をかけ続けなければなりません。」と述べました。

シリア全土の刑務所には1万人以上のISIS指導者と戦闘員が、イラクの刑務所には2万人以上のISIS指導者と戦闘員が拘留されており、2022年1月にシリアのハサカにある刑務所で集団脱獄事件が起きています。

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Source

CENTCOM – YEAR IN REVIEW 2022: THE FIGHT AGAINST ISIS

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米軍は2022年、イラクとシリアで313回の作戦を実施、700人のイスラム国戦闘員を殺害した
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