宇宙軍のユニフォームといわれると皆さんどんな服を想像するだろうか。筆者はガンダムの地球連邦軍や宇宙戦艦ヤマトのような首元までシュッとしまったスマートなユニフォームを想像してしまう。昨年、創設された米宇宙軍(スペースフォース)のユニフォームの一部の画像が米宇宙軍の公式Twitterで披露されたのだが、SFファンが期待するものではなかった……
なぜ?これなんだ
アメリカ宇宙軍は2019年8月に発足した米軍内で一番新しい軍事部門になる。人工衛星などを使い宇宙からの監視、偵察に宇宙開発を行う最新鋭の部隊だ。さぞかし、ユニフォームも宇宙というニューワールドを思い起こさせるものだろうと期待していたが、眼にしたのは見慣れた迷彩がのユニフォームだった……
The first #SpaceForce utility uniform nametapes have touched down in the
— United States Space Force (@SpaceForceDoD) January 18, 2020
Pentagon. @EsperDoD @SecAFOfficial @SpaceForceCSO @GenDaveGoldfein @DeptofDefense@usairforce pic.twitter.com/Jvzt5bvNl7
上がアメリカ宇宙軍の公式Twitterに投稿されたユニフォーム画像になる。気づいた人もいるかと思うが、この迷彩柄は米陸軍、空軍と同じOCP迷彩になる。この投稿には米国内では多くの批判と失望、そして失笑、わずかながらの賞賛が寄せられた。これに対し米宇宙軍はOCP迷彩を採用した理由としてTwitter上で以下のように反応した。
「宇宙軍は地上では陸軍と空軍を共同パートナーと協力し合っており、彼らのユニフォームを採用した。彼らと同じユニフォームを採用したことで新しいユニフォームの設計・製造することなく無用な税金を使わず節約できた。」
ちなみに宇宙軍は米空軍宇宙司令部に勤務している約16,000人の隊員が随時、米宇宙軍に転属される形になり、ほぼ、元米空軍の隊員になる。つまり、既にOCP迷彩のユニフォームを持っているので新規に購入する必要もないのだ。
しかし、司令官のジョン・レイモンド対象は今年に入り宇宙軍の計画チームが新しいユニフォームデザイン、スペースフォースのロゴと印に取り組んでいると述べており、それをトランプ大統領も承認したともされている。
米宇宙軍とは
特殊作戦軍、サイバー軍などに続く11番目の統合軍として2019年8月に宇宙領域での任務を統括する「アメリカ宇宙軍」を発足させた。主な任務は人工衛星の運用や宇宙空間での偵察・監視などになるが、近年、宇宙での開発、軍事活動を強化している中国やロシアに対抗する狙いがあるとみられている。
[adcode]米軍は2019年8月29日、特殊作戦軍、サイバー軍などに続く11番目の統合軍として新たに宇宙領域での任務を統括する「宇宙軍」を発足させた(12月に軍に格上げ)。主な任務は人工衛星の運用や宇宙空間での偵察・監[…]