ショットガンといえば、ハンドグリップを引き込み前後する事でショットシェルを排莢、装填するポンプアクション式。あのアクションに憧れて、ポンプアクション式のショットガンのエアガンを買った人も多いと思う。私もその一人になる。あのポンプアクションのチェンバー(薬室)の仕組み気になりませんか?そんな疑問に応えるべく、実際のショットガンのレシーバー(機関部)の片面を削って、内部の仕組みの動きを撮影した動画がある。
ウィンチェスターM1912を削ってみた
今回、説明に用いられたショットガンは「ウィンチェスターM1912(M12)」。1912年に誕生してから95年間に渡って200万挺以上が製造されたポンプアクション式ショットガンの代表作になる。2006年にて生産が終了してしまった貴重な銃を惜しげもなく削っている。
動画の前半部分はショットガンの解体になる。内部のパーツまで削ってしまうと、内部のメカニックの動きが再現できないので、削る前に取り除く必要がある。バレル部分はくるっと回していとも簡単に取り外している。レシーバー部分のネジ1つをドライバーで外すとトリガー(引き金)部分は簡単に外れる。あとは手でカートリッジや細かいパーツなどは外せてしまう。銃の解体をやり慣れているのを感じる。内部パーツを取り除くと、レシーバーとバレル部分を一旦戻し、工作機で内部が見えるくらいまで表面を削っていく。
削ったレシーバーとバレルの中に内部パーツを戻す訳だが、分かりやすいように主要パーツを赤くカラーリングしてくれるという何とも優しい気遣い嬉しい。
組み立てが終わるとダミーのショットシェル(弾薬)を装填していく。エアガンのポンプアクション式はショットシェルが一つしか入らないが、M1912は5+1発が装填できる。あとは実際にポンプアクションが中でどのように動いているのかを実際に操作しながら解説してくれる。安全装置がどのように働き、ハンマーがどう動くのか。ポンプアクションした時にチェンバーの中でショットシェルがどういった仕組みで排莢され、次弾がどのように装填されるのか。この手の動画はアニメーションが多いが実銃を用いる事でポンプアクションの仕組みが良くわかる動画になっている。