オーストリアのアウトドア・アパレルメーカーGoldeckTextilが展開するブランドの一つCarinthia（カリンシア）は特殊部隊向けの新しいソフトシェルBUD（戦闘服）の提供をドイツ連邦軍から委託されました。契約は4年間有効で、12,000枚のジャケットと9,000枚のパンツの納品が含まれています。
SpezKrという名の製品は既にドイツ連邦陸軍特殊部隊KSKへの納品実績のある製品です。
極寒時に兵士はBDUの上に高性能防寒ジャケットを重ね着します。これは寒さは防げますが、身体の自由が制限されるという欠点があります。SpezKrソフトシェルは、保温性と耐候性を提供すると同時に、適度な移動自由度を確保するように設計された衣類です。断熱性と通気性を備えたハイブリッドジャケットであり、外側の生地には、高い防風性と透湿性を備えたウィンドストッパーが装備され体温の低下を防ぎます。背中にはG-LOFT断熱フリースでキルティングされています。完全防水ではありませんが、高品質のソフトシェルファブリックは高い速乾性を有しています。
ジャケットの肩部分は補強されており、ヘルメット対応のフードが付いており、コードとコードストッパーで調節できます。個人用機器の収納スペースとして各2つのサイドポケットとアームポケットが配置されています。
パンツはバイストレッチ素材で作られ、スナップボタン付きの伸縮性のあるウエストバンドが付いており、側面の面ファスナーで幅を調整できます。ジッパー付きの2つのサイドポケットと上部のジッパー付きの2つのカーゴポケットが追加の収納スペースを提供します。太ももには隠しジッパーとメッシュインサート付きの通気口があります。ズボンの内側には膝パッチとエッジプロテクションもあります。脚の後ろの中央には幅調整用のジッパーが付いています。
新しいSpezKrジャケットのドイツ軍への配達は2021年秋に始まる予定です。
ちなみにSpezKrジャケットはCarinthiaの公式通販サイトから一般の方も購入可能のようです。
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