QBU-191|ベールに包まれた中国人民軍のマークスマンライフル

QBU-191マークスマンライフル(191式精密歩槍)は、これまで中国人民解放軍で使用されてきたQBU-88スナイパーライフル(88式狙撃銃)から取って代わった新しいライフルです。2019年に発表され、10月にはチベットの部隊に配備されますが、その全容は不明なベールに包まれたライフルです。

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概要

QBU-191は2019年に公表され、同年に行われた建国70周年のパレードで初お披露目された中国人民解放軍の新しいライフルです。QBU-191は同じく中国人民解放軍の新小銃であるQBZ-191(191式自動歩槍)をベースに開発された銃でNORINCO(ノリンコ)によって開発製造されています。QBU-191とQBZ-191はHK416とHK417、SCAR-LとSCAR-Hのような関係に似ており、これらは同じプラットフォームを使用しながら、口径やバレル長を変えることでアサルトライフルとマークスマンライフルという2つのタイプに分かれています。

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中国人民解放軍の次期主力小銃QBZ-191(191式自動歩槍)

スペック

QBU-191マークスマンライフルの有効射程は600〜800メートルの有効射程があり、中距離での精密射撃に秀でたライフルです。口径はQBZ-191と同じ5.8mmで5.8×42mm弾を使用します。QBU-88で使用していた10ランドのマガジンに、マークスマンライフルとしては多い30ラウンドのマガジンも使用でき、その火力からアサルトライフル、分隊支援火器の役割を担うことも可能です。専用の光学照準器は夜間でも300mの有視界能力を擁します。Wifi通信機能もあり、データリンクした射撃補正機能の類があるとされます。

QBU-191|ベールに包まれた中国人民軍のマークスマンライフル

QBU-191は最初に特殊部隊に配備され、2020年10月には中国南西部のチベット自治区に駐留する部隊にも配備されました。ヒマラヤに近い極寒の地での性能と耐久性を検証する目的があるとされ、インドと領有を争っているカシミール地域への配備も睨んだものとされています。

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