行き場を失った元アフガニスタン特殊部隊がロシアのために戦う

元アフガニスタン特殊部隊400人がタリバンから身を隠し、英国への避難を望んでいます

グリーンベレーやSASによって鍛えられたかつてのアフガニスタン軍の元特殊部隊隊員たち。アフガニスタン政権の崩壊と共に米国に見捨てられ、行き場を失った彼らにロシアは目を付け、ロシアのためにウクライナと戦う準備をしているとの報道がある。

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2021年8月15日、アフガニスタンの首都カブールがタリバンの手に墜ち、アフガニスタン政権は崩壊。米軍、NATOによって訓練されたアフガニスタン政府軍は米軍の撤退によって弱体化し、あっけなく降伏した。だが、米英の特殊部隊によって訓練された特殊部隊の「アフガン陸軍特殊作戦軍団(Afghan National Army Special Operation Command:ANASOC)」は最後まで抵抗を続けたとされ、その一部は反タリバン勢力に合流し、未だに戦いを続けている。ただ、それは一部、精鋭であった彼らはタリバンが最も恐れる部隊であり、処刑や逮捕されることを恐れた隊員の多くは海外に脱出している。Foreign Policyの報道によれば、中でも隣国イランには特殊部隊を含め5000人から最大4万人規模の元アフガン兵が逃れたとされている。アフガン軍の最後の特殊作戦コマンドの司令官であったハイバトゥラ・アリザイ氏によれば、イランが元兵士に収入と家族の安全を保障したためだ。米英の高度な軍事訓練を受けた兵士は戦力としてはもちろん、イランにとっては彼らの持つ米英仕込みの知識や技術を手に入れたかったのかもしれない。

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そんな、イランにいる元アフガン特殊部隊に目を付けたのがロシアだ。Foreign Policyは元当局者や特殊部隊員の情報として、ロシアがアフガン元特殊部隊をリクルートしていると報じている。米英の訓練を受けた彼らは西側の戦術を熟知しており、特に元特殊部隊兵士はグリーンベレーやSASと共に訓練だけではなく任務をこなしていた。ロシアにとっては彼らほど頼りになる傭兵はいない、元アフガン治安当局者は彼らがロシア軍に統合されれば「ゲームチェンジャー」にもなりえると言っている。

外国人の彼らは傭兵という扱いになるので、ロシア軍が募集しているのではなく、ロシアの悪名高い民間軍事会社ワグネルがリクルートを行っているとされる。報酬は1500$/月とされ、イランやアフガニスタンの平均月収と比べれば破格だ。

しかし、アフガニスタン国民にとって、ロシアはかつての敵であり、彼らは今のウクライナと同じ目にかつてあっている。しかし、国を追われ、ロシアの友好国であるイランにいる彼らにそれを断る選択肢はないかもしれない。

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アフガン陸軍特殊作戦軍団

「アフガン陸軍特殊作戦軍団(Afghan National Army Special Operation Command:ANASOC)」は30万人にいたアフガン軍の中でもエリート部隊で21,000人からなる6つの大隊で構成されていた。米陸軍のグリーンベレーや第75レンジャー連隊、イギリス陸軍のSASといった世界屈指の特殊部隊によって訓練されており、その実力は西側の特殊部隊に引けを取らない。タリバンの攻勢が強まり、各地のアフガン軍の兵士が続々と降伏する中、ANASOCだけは激しく抵抗するなどして多くが戦死、弾薬が尽きて最終的に投降した22人のANASOCがタリバンに射殺されるという出来事もあった。カブールが陥落した時も投降を拒否し、500~600人のANASOCが抵抗を続けるパンジシール州に合流している。

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